社長ブログ
2014年06月16日

変身物語、人は変わる。

なぜこうも人は変わってしまうのか。
変わるといっても妖怪や化物レベルにまで変わってしまう物語が
オウィディウスの「変身物語」。
誰もがもっている執念や恋慕、憎悪。

人間の身も心も焼きつくすような恋の焔にこがされて
ひまわりの花に化してしまうもの、水辺の鳥に姿が変わるもの。
半人半獣のミノタウロス、恐ろしい眼差しで全てのものを
石にかえてしまうメドゥーサ。
また、人間の姿をそのままにとどめながら
異常な行為に走るものも少なくない。

ひとはなぜ「変身」してしまうのだろう。
最近で言ったら「アナと雪の女王」も充分変身物語だ。
じぶんの意思に関係なく他の人とは違ったチカラ、
思いをもってしまい、コントロールができまくなってしまうなんて。
変身にいたるまでには、なにか、根深いなにかがあるに違いない。

だれにでも変身の要素はあるように思う。
はじめは小さな「思いの粒」が、
あるときから「常識」という範疇を超えて、
または離れてしまって、
じぶんではどうにもコントロールできない行動をしてしまうこと。
あるいは、じぶんでは気がつかないことも多いかもしれない。

わたしにだってきっとある。
最初は良かれと思ってやっていたことがどんどん起動を逸脱して
「異常な行動」になり、「あの人は変だ、あのひとは変わってしまった」ということが。

この「変身物語」を読んでいると、
ほんとうに人は、いとも簡単に変わってしまう。
それが、思いをもってしまっている人間の有り様なのかもしれない。

変身物語


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