社長ブログ
2014年03月09日

34年前のユリイカ「映画と写真のあいだ」篠田正浩

大学の時、青土社のユリイカが好きで、古本屋で
おもしろそうな特集のユリイカがあるとどんどん買っていました。
でも、買って満足してたいして読まず
本棚のお飾りになってしまっています。
もう四半世紀そのままなんだから捨てようと思い立ち…、
でも、一回、目だけ通そうかなと思い……

特集 写真とはなにか
「映画と写真のあいだ」篠田正浩

……写真は言語ではない。
 映画の側から見れば、写真は、すべて
ストップ•モーション化された時間の証明書であり
凍りついた風景である。昆虫採集の蝶や蝉である。
 映画は上映することによって存在し始め、
時間が積み重なることで言語化していくが、
写真は始めから存在そのものである。
映画は観る者を時間で拘束するが、
写真は決して拘束しない……

こんなきれいな文章を見ちゃうと、捨てられなくなってしまう。

ちなみに、この篠田正浩って、岩下志麻の旦那で、3月9日生まれ。
今日が83歳の誕生日。
この文章は、34年前篠田さん49歳のときに書いたもの。


ページの先頭へ