社長ブログ
2018年06月11日

ふくしまのいろ2  たきざくら

ふくしまのいろ2
たきざくら

千年をこえて春を告げる、美しい桜色
三春町 三春滝桜

三春滝桜は、エドヒガン系のベニシダレザクラである。
シダレザクラと言えば京都が有名だが、阿武隈山地周辺にも自生している。
京都のシダレザクラは「白」の印象があるが、滝桜は花の赤みが強い。
つぼみの時期は特に赤く、花が開くと次第に桜色となり、満開時にはその白さを増す。
一生に一度滝桜を見るのなら、枝いっぱいに咲く満開時と言いたいが、その頃は葉の緑も目に飛び込んでくるため、桜本 来の色を愉しむのなら五分咲から八分咲きの頃がよいだろう。
滝桜の樹齢は実に千年以上といわれる。
朽ちた箇所があるものの、この古木に 見事な花を咲かせるのは、滝桜保存会や滝桜を守る会などの活動があってのことだが、立地がよいことも大きい。
滝桜の巨木がそそり立つ場所は、南東向きの窪地で、陽当たりがよく風があまり吹かない。
冬に雪が降ってもすぐ溶ける。
三春に春の訪れを告げる桜色は、この地で咲くべくして生まれた美の色なのだ。
(取材協力:三春町歴史民俗資料館)


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